年中向けの「あかどり」年長児向けの「あおどり」の幼児ポピーには「ドリるん」という、学習教材が付いてきます。
「ドリるん」は数、文字、言葉などのお勉強をするためのドリルです。
勉強をするためのドリルは子どもと一緒に取り組むと、
- 「なぜこれがわからないの?」
- 「説明しているのに理解してくれない」
- 「解答通りの答えを出さない」
など親としても困った、どうしたらいいんだろ。と思ってしまうことがあります。
でも、これって幼児にとってはそれほど問題ではありません。

どっちかというと親の考え方を子供に合わせたほうが良いのです。
そんな親の気持ちをわかってくれているように、ドリるんの最初には、「子どもが伸びる ドリるんの使い方 6つのポイント」が載っています。
子どもが伸びる ドリるんの使い方 6つのポイント
手をかけられなくても目をかけて
やったところを見てあげるだけでも、子どもはぐんと伸びます。
親子の楽しいやり取りや会話が子どもをぐんと伸ばします。
そうは言っても「忙しくて、横についてみてあげるなんてできない」というかたも多いかもしれません。つきっきりでなくても大丈夫。
お子さんが「ドリるん」をやっているときに、何となく気にかける。目をかけられる距離にいてあげる。そしてやり終わったページを見てあげる。そのときには、いっぱいほめて「はなまる」をつけてあげてください。
いっしょに楽しもう
おうちのかたの「にこにこ」「わくわく」で、子どものやる気が育ちます。。
お子さんが「ドリるん」をするときに、おうちのかたにも「にこにこ」「わくわく」してみましょう。
すると、おこさんにも「にこにこ」「わくわく」が伝わります。ほかの人が何かをしているのも見ているだけなのんい、自分の脳でもやっているのと同じように活動する神経細胞、ミラーニューロンという脳のふしぎな働きです。
おうちのかたの「にこにこ」「わくわく」でお子さんも「にこにこ」「わくわく」。それが、お子さんのやる気を育てていきます。
ゆっくりと、ていねいに
問題をとけることよりも大切なことがあります。
「いっぺんにやってしまうけどいいのかしら?」。自分から楽しんでやっているのであれば、どんどん進んでかまいません。
でも、注意してほしいポイントがひとつ。早くできるということに関心がいってしまって、作業が雑になっていませんか?
実は、答えを出すスピードよりも大切なことがあります。それは、ひとつの作業にていねいに取り組む姿勢です。こうした姿勢が小学校でも求められる勉強の基本の力なのです。
がんばりをほめよう
でいないであがいているときが、ほめるチャンスです。
子どもの脳がもっとも活性化している時には、何かができるようになったときではなく、むしろ、うまくできずにいるとき、困っている時です。
おうちのかたは、そういうときにこそほめてあげてください。
そうすると行動と快感をむすびつける脳の線条件というところが働き、子どものやる気が育ちます。自分が伸びる、そのときの「あがき」が好きになることが必要なのです。
できることを目指して努力する、そのことをたくさんほめてあげてください。
合っている、間違っているにこだわらないで
どしうしてそう考えたかを説明できれば、大きな「はなまる」です。
お子さんが答えを出したら、ぜひ「どうしてそう思ったの?教えてくれる?」と聞いてみてください。
答えを導きだした過程を自分の言葉で説明することは、正解が出せることと同じくらい、ひょっとすると、大切な力なのかもしれません。
お子さんなりの理屈、大人が思いつかないような発想で答えにたどり着いたなら、たとえ正解が間違っていても大きな「はなまる」です。たくさんほめてあげてください。
信じて待とう
あせらなくても大丈夫。親のゆとりが大切です。
「文字を書くのが苦手で、どうしてもやりません」「ぬり絵を嫌がります」そんな声をよく聞きます。
いくらおだてても、なだめてもやろうとしない。そうしたときは、無理時事をしないで、そのまま残しておいてください。
「突然、文字に興味を持ち始めました」「そういえば、最近絵をよく描くようになってきた」そんな声を多く聞きます。子どもには、子どもの「事情」があるようです。子どもを信じて待つ、親のゆとりが大切です。